- 1 名前:名無ぴ [2009/06/12(金) 10:45:25]
- こないだ言いさしてそのままだから
今日のめんどくさいスレ
でも肝心の人狼を今日は見掛けない
- 384 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 01:09:48]
- 二次元三次元の区別の話ですけど、多分
【三次元】
・実際の現実
・実際の現実を撮影した写真、動画
・実際の現実の人間ないし物体が演じる芝居
・実際の現実の人間ないし物体が演じる芝居を撮影した写真、動画
・それに書き込みなどを加えた写真、動画
【二次元】
・絵
・絵を加工することによって動いて見える写真、動画
ってことまではいいと思うんですよ。(携帯から長文なので続きにタイムラグがあると思います)
- 385 名前:(:゚↓゚) [2009/07/01(水) 01:15:14]
- 素子
- 386 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 01:18:00]
- 端的に二次元三次元の区別をするひとつの基準は、「高性能のカメラなどで撮影したと想定した時、拡大していくことによって
作品の制作者が意図しなかった自然界のセツリが写りこんでいることがわかるか否か」だと思うんです。
つまり、自分の顔だろうが水戸黄門だろうがウルトラマンだろうが、仮にウルトラ高性能カメラで撮影していれば
理論上は、細胞の表面のタンパク質まで見ることができるわけですよ。
現実の月を撮影して拡大してみれば、肉眼ではわからない月の表面の真実が見える。
一方で、例えどれだけ正確に月の絵を描いても、その「月の絵」を顕微鏡で拡大したところで、制作者がかこうとしなかった月の構造はわからない。絵の具の分子が見えるだけでしょう。
- 387 名前:名無ぴ [2009/07/01(水) 01:19:54]
- [ラノベ]→例:「その女の子はピンク色の髪を振り乱して...」
・女の子はピンク色の髪だ
[ブンガク]→例:「由希子は静かな女だ。...」
・大人しい女性
・声はこんな感じかな
・髪はこんな感じかな
・背はこれくらいだろうか
・顔もこういうイメージがピッタリ
- 388 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 01:22:21]
- どちらも見えているのは分子の構造ですが、三次元の画像を拡大した時に見えているのは、その三次元物体を実際に構成している分子であるのに対して
二次元の絵を拡大して見えるのは、絵の具なりピクセルなり、要するに塗料の分子なわけで
本質的にその物体を構成しているモノではなくて、何かを写し取ってつくりなおす時に使った材料の拡大図なわけです。
- 389 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 01:28:50]
- 井上和香を撮影して拡大すれば、必ず井上和香を構成する細胞にたどり着く。
ところが、ルイズ(クンカクンカ!のコピペの影響か、こういう時に二次元の代表って言ったらみかの中ではルイズ)を撮影して
拡大した時に見えるものは何か?となった場合、いつも同じような物質が見えるわけじゃない。
紙にインクで描いたルイズならインクの成分の分子が、絵の具で描いたルイズなら絵の具の成分の分子が、抱き枕(あるの?)ならそこに印刷された塗料の分子が見える。
仮に細胞まで書き込まれたルイズがあるとしても、見えるのは「細胞の絵の拡大図」であって、それが何の塗料かは置き換え可能なのです。
- 390 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 01:31:35]
- 何の塗料で何に印刷されていてもルイズはルイズ。そのかわり、「本物のルイズ」、「オリジナルのルイズ」はこの世界には存在しない。
塗料によって作られた「ルイズの絵」しか見ることができないのです。
これが二次元と三次元の違いであり、これを踏まえると別の角度から違うものが見えてきます。
- 391 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 01:36:25]
- つまり、二次元キャラは塗料(別に粘土でもCGでもこの場合塗料に含まれますが)で作られたモノしか存在しない、ということは
二次元キャラというのは「いったん誰かによって作られたモノ」であるということです。
もちろんドラマや特撮のキャラだって「作られたモノ」には違いないわけですが、「生身の人間が、『作られたモノ』を演じる」のが実写作品であるのに対して
「作られたモノそのものが動く(ように感じる)」のが二次元作品なのです。
- 392 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 01:42:21]
- 始めの方で人狼さんが「ラノベはフィクショナルなレベルが他の小説と異なる」と言ったのも、ひょっとするとこの辺りを意味するのかも知れません。
作者が意識しているいないに関わらず、「いったん『作られたモノ』すなわち『二次元キャラ』を脳内で作成し、それが動き出すことで作品世界を構築する」手法をとっているのがラノベ。
で、どれだけ魔法や超能力が飛び交ってようと、実際の三次元世界の延長ないし加工として構築された世界を作者が想定していれば非ラノベ、と
そういうようなことが言いたかったのではないのでしょうか。
- 393 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 01:48:35]
- で、仮にそういうハナシだったとして、これが簡単には通じないのは
そもそもそういう二次元三次元の区別、つまり「二次元キャラはいったん誰かまたは自分によって作られたモノであって、三次元存在とはフィクショナルレベルが異なる」という発想
そのものが困難な層、が学歴教養生活習慣に関わらず大いに存在するからではないでしょうか。
例えばスピルバーグその人なんかはこの典型じゃないかな。どっかの映画評論にもあったんですが
「シンドラーのリストもプライベートライアンもインディジョーンズも同じ手法で作ってはおかしい」と、ある評論家が批判するのですが
別の評論家が「スピルバーグは何を批判されたのか理解できないだろう」と。
- 394 名前:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA [2009/07/01(水) 02:01:11]
- 歴史上の現実を映画にするシンドラーと違い、インディジョーンズは架空のハナシなわけですが
スピルバーグはどちらも撮影技術とCGが高度であれば同じレベルの「リアリティ」を持つとどうやら信じていると。
評論家はそれに不満なわけですが、スピルバーグは多分「シナリオが違うだけ」くらいにしか思ってないわけですよね。
インディジョーンズもジュラシックパークも一応三次元なわけですが、だいぶラノベ的な空気が漂っていて
見ている方がどこか「これは良くできているけど、まさに良く『できている』な」
という感覚に陥り、何故か実際の歴史をもとにしたはずのシンドラーのリストやプライベートライアンまで
同じような非現実性を感じかねないのは、テーマや世界観の性ではなくて
スピルバーグの頭の中ではどの映画のキャラも区別なく「2.5次元」くらいになっているからではないでしょうか。
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