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937: 12/2/15 13:12:14
押尾学被告、実刑確定へ 最高裁が上告棄却
最高裁第一小法廷(宮川光治裁判長)は、一緒に合成麻薬MDMAを服用した女性の
容体が急変した後も適切に対応しなかったとして、保護責任者遺棄などの罪に問われた
元俳優・押尾学被告(33)の上告を棄却する決定をした。13日付。懲役2年6カ月の実刑とした
一、二審判決が確定する。この事件は、著名人が初めて裁判員裁判で審理されたことで注目された。
押尾被告は現在保釈中で、最高裁の決定に対して異議を申し立てられるが、棄却されれば
実刑判決が確定し、収監される。押尾被告はこの裁判の前に、薬物使用事件でも
懲役1年6カ月執行猶予5年の判決が確定しており、今回の実刑判決が確定すれば、
前回の執行猶予は取り消され、合わせて服役する。
一、二審判決によると、押尾被告は2009年8月、東京・六本木のマンションで
飲食店従業員の女性(当時30)にMDMAを譲り渡し、一緒に服用。その後、
女性が錯乱状態になったのに、芸能人の地位を失いたくないという自己保身の考えから、
すぐに119番通報せずに放置した。
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