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382:汎用みか型決戦兵器 ◆vuBlG/MIKA 10/5/31 11:19:38
「右代宮金蔵、貴様というヤツはッ！彼女には俺という恋人がいるのを知らないわけでもあるまいにッ！！」
「お前か源次。来るとわかっていたぞ、俺と同じく運命に翻弄されているお前のことだ」
「なん…だと？」
「彼女の家もお前の家も、旧家とは言え今は斜陽の憂き目にあっている。どうだ、投資と思って俺に預けてみないか。
今は長老どもの言いなりで右代宮を再興するための手駒に過ぎぬ俺だ、この結婚さえもジジイどもの思惑に填められただけのこと。
だが、お前が彼女のために全てを捨てる覚悟があるのなら、俺も人生を賭けて『魔法』を紡ぎ出して見せようぞ」
「どういうことだ」
「お前が全ての身分と地位を投げ出して俺の家で住み込みの使用人になれ。俺はお前を家具とみなそう。妻が家具と何をしようが俺の知ったことではない。
例え、俺の身に覚えのない右代宮の跡継ぎを身篭っていようと、な」
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