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331: 11/6/17 17:39:54
自分の肉体にずいぶんと気を使っている男がいた。
バーベルはもちろんのこと、毎日 10 km のジョギングも欠かしたことがなかった。
そんな彼がある日の朝、肉体を鏡に映していて気がついた。
体じゅう日焼けしているのに、していないところがある、オチンチンだった。
そこで彼は一計を案じた。
浜辺へ行き、服を全部脱ぎ捨てて砂に潜る。
そして、オチンチンだけ砂から出しておっ立てておいた。
しばらくすると、小柄なおばあさんが 2人散歩をしに浜辺に来た。
1人は杖を使っている。
そのおばあさんが、砂から突き出ているものを見つけ、杖でチョンチョン触っていたずらし始めた。
そして、もう一人のおばあさんに言った。
「世の中って、ほんとにうまくいかないもんだね」。
「それって、何のこと?」
杖を持ったおばあさんが答える、
「あれを見ておくれ。私が 20 の時にゃあ、あれで頭がいっぱいだった。
30 の時にゃ、あれで楽しませてもらった。
40 の時はあれが欲しいとお願いした。
50 の時にはお金まで払った。
60 の時はあれを求めて祈った。
70 になるとあのことは忘れてしまった。
そして 80 になった今、あれが野生で生えているっちゅうのに、
年をとりすぎてしゃがむこともできん。
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